全学 三つのポリシー
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
関西女子短期大学では、建学の精神「感恩」を基盤として、高い倫理観を持って人のために働きたいという情熱と基本に則った専門知識と技能、さらにはそれらに裏打ちされた主体的行動力と問題解決能力を持って、社会に貢献する人材の育成を行います。
本学では保育学科、養護保健学科、歯科衛生学科、医療秘書学科を置き、学科ごとに教育目的・目標を定めています。各学科の教育目標を達成することによって、以下の能力を身につけることをめざします。
- 自己成長を促し、自分の考えに基づき主体的に行動できる。
- 自らが生きる上で必要な問題解決能力を持っている。
- 自分の考えを表現できるコミュニケーション能力を持っている。
- 自らが目指す専門職の基本を理解し、その向上に意欲を示している。
- 自らが目指す専門職の知識・技能を活かし、社会に貢献することができる。
教育目的に沿って各学科で設定された授業科目を履修し、基準となる単位数を取得することが、卒業の必須条件となります。卒業と同時に短期大学士の学位が与えられます。
さらに、各学科の教育目標に沿った能力を身につけ、かつ所定の単位を修得することにより、それぞれの学科で目標としている免許・資格を取得できます。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
関西女子短期大学では、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)で明記している人材の育成のために、以下の方針で教育課程(カリキュラム)を編成しています。
1)教育内容
- 自己成長と主体的行動を促す上で必要な各分野の基礎知識と技能、並びに社会人としての一般教養を身につけるため、総合教養科目、外国語科目、健康教育科目、情報教育科目、福祉教育科目からなる、共通教育科目を設置する。
- 問題解決能力を修得するために、研究や討論を実践的に積み上げるゼミ形式の基礎演習と研究演習を実施する。
- コミュニケーション能力と主体的に行動する能力を培うために、「関女技能オリンピック」などの体験的・参加型の行事の場を提供する。
- 各学科の専門的な知識と技能を体系的に学べるように、専門教育科目、教職課程科目を設置し、資格取得に必要な能力を育てる。
- 社会に貢献できる専門職になるために、高い倫理性に裏付けられた専門的な知識と技能の基本を修得するための実習科目を設置し、丁寧で細やかな個別指導を実施する。
2)教育方法
- 各科目について、到達目標、授業計画、評価方法、準備学習、関連学習、ディプロマ・ポリシーとの関連を明確にし、周知する。
- 学生が主体的に学習に取り組む教育方法を実施し、教育内容の定着を図る。
- 学生は学期ごとに学修の目標設定と振り返りを行い、教員は学生の自己評価を参考に学習行動の改善を行う。
- 学生が、必要とされる知識や技能を主体的に学ぶ力を身につけるため、多様な授業形態と教育方法を取り入れて、細やかな支援を実施する。
3)教育評価
- GPA制度などにより、教育の質保証に向けて点検・評価・改善を行う。
- 各科目のシラバスに定める評価方法に基づき、厳格な評価を行う。
- 学生は「夢ノート」を利用して自己の学修を振り返り、教員は学生の自己評価を踏まえて指導、評価する。
- ディプロマ・ポリシーの達成に向けて、学生の学習成果の全体を評価する。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
1)求める学生像
関西女子短期大学では、各学科の教育目的である専門職になることを自らが志し、学修を行うに十分な基礎学力を有し、高い倫理観及び人のために働きたいという情熱と感謝の気持ちを常に持って、積極的に社会に貢献しようとする人を求めます。さらに、学科ごとの特色に応じて求める学生像を定めています。
2)入学者に求めるもの
関西女子短期大学への入学を希望する人は、下記の能力・意欲が求められます。
- 高等学校などの卒業時までに修得すべき知識・技能
- 高等学校などの卒業時までに身につけておくべき思考力・判断力・表現力
- 主体性をもって多様な人々と協働して学ぼうとする意欲
- 人と積極的にコミュニケーションをとろうとする意欲
- 各学科の教育目的である専門職に就くことを強く希望し、その気持ちを持続する意欲
3)選考方法
関西女子短期大学及び各学科の求める学生像に適合する人を受入れるために、以下の入学者選抜において、入学者に求めるもの5項目を多面的・総合的に評価し、選考します。なお、各評価の配点については、募集要項を参照してください。
- 総合型選抜(AO)では事前面談、調査書(学習成績の状況、特別活動の記録、指導上参考となる諸事項など)、課題、面接により5項目を総合的に評価します。
- 総合型選抜(園・施設推薦、玉手山学園ファミリー)では、調査書(学習成績の状況)により2項目(①、②)、面接により5項目を総合的に評価します。
- 学校推薦型選抜(公募)では、基礎能力試験、課題作文試験、もしくは資格・検定試験評価点により2項目(①、②)、調査書(学習成績の状況、特別活動の記録、指導上参考となる諸事項など)、面接により5項目を総合的に評価します。
- 学校推薦型選抜(指定校、課外活動)では、調査書(学習成績の状況)により2項目(①、②)、面接により5項目を総合的に評価します。
- 一般選抜では、学力試験により2項目(①、②)、面接により5項目を総合的に評価します。
- 大学入学共通テスト利用選抜では、大学入学共通テストの成績により2項目(①、②)、調査書(学習成績の状況、特別活動の記録、指導上参考となる諸事項など)により5項目を総合的に評価します。
- 社会人・学士等選抜では、小論文により2項目(①、②)を評価し、面接により5項目を総合的に評価します。
以上に加え、帰国子女選抜、外国人・留学生選抜を含めた多様な入学者選抜により、多様な経歴等を持つ人を、それぞれの特性に基づき選考します。