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保育士・幼稚園教諭
- 保育士になるには
- 保育士になる条件
- 保育士資格

この記事は保育士をめざす高校生以下の方に向けて書いています。
「どうやったら保育士になれるんだろう」
「どんな学校に行ったらいいんだろう?」
「何か資格は必要なの?」
きっと分からないことがたくさんありますよね。この記事では、保育士になるための学校選びや、保育士になるために必要な資格などについて解説していきます。
目次
保育士と幼稚園教諭の違い

保育士
- 資格:保育士資格
- 資格管轄:厚生労働省
- 保育対象:0歳~小学校就学前
- 目的:保育に欠ける乳児・幼児を保育し、基本の生活習慣を養う(「保育に欠ける」とは、保護者が仕事や病気療養などで保育ができない時間がある状況)
- 主な職場:保育所(保育園)、認定こども園、乳児院、児童養護施設など
幼稚園教諭
- 資格:幼稚園教諭免許状
- 資格管轄:文部科学省
- 保育対象:3歳~小学校就学前
- 目的:満3歳以上の幼児に対して就学前教育を行う
- 主な職場:幼稚園、認定こども園
働く場所の違い、特徴
一方、幼稚園は教育基本法に基づく『教育施設』で、文部科学省とこども家庭庁が連携して管轄しています。働くには幼稚園教諭免許状が必要です。
保育所、幼稚園の他に最近は「認定こども園」という施設が増えてきており、主流になっています。
認定こども園は、教育・保育を一体的に行う施設です。いわば保育所と幼稚園の両方の良さを併せ持っている施設のことで、以下の機能を備えています。
- 就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能(保護者が働いている、いないにかかわらず受け入れて、教育・保育を一体的に行う機能)
- 地域における子育て支援を行う機能(すべての子育て家庭を対象に、子育て不安に対応した相談活動や、親子の集いの場の提供などを行う機能)
認定こども園で働くには、「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」の両方を有していることが原則ですが、認定こども園の類型や条件によっては、いずれかの免許状・資格を有していれば働くことが可能です。
▶参考:こども家庭庁
保育士になるために必要な資格

また、幼稚園教諭になる場合は「幼稚園教諭免許状(一種・二種・専修)」が必要です。保育士資格では幼稚園教諭にはなれませんので注意しましょう。
さて、保育士になるには保育士資格が必要だというところまでは分かりました。次は具体的に、どのようにすれば資格が取れるのかを確認していきましょう。
保育士資格を取得するには
- 指定保育士養成施設で必要な単位を修得し、卒業する
- 保育士試験に合格する
1. 指定保育士養成施設で必要な単位を修得し、卒業する
4年制大学・短期大学、専門学校それぞれの特徴についても順番に説明していきます。
- 厚生労働大臣の指定する「指定保育士養成施設」であること
- 保育士資格が卒業と同時に取得できる学部学科であること
■短期大学
知識と技術をバランスよく習得したい人には、短大はおすすめです。卒業時に短期大学士の学位も取得できるため、給与面でのメリットもあります。
■専門学校
ここまで、卒業と同時に保育士資格を取る方法について解説してきました。
2. 試験を受けて保育士資格を取得する方法
受験資格を満たす必要はありますが、年2回実施される保育士試験を受験し、合格することで、指定保育士養成施設以外の学校の卒業者や、社会人でも保育士資格の取得をめざすことができ、幅広い人に保育士としての道が開かれています。
▶参考:保育士になるには?|厚生労働省ハローミライの保育士
▶参考:保育士試験を受ける方へ

▶参考:保育士試験を受ける方へ
保育士資格を取得した後について
▶参考:保育士の登録
まとめ
関西女子短期大学 保育学科では、保育士資格以外にも「幼稚園教諭二種免許状」をはじめ、「准学校心理士資格」「幼稚園・保育園のためのリトミック指導資格1級・2級」「こども音楽療育士」など、さまざまな資格を取得することが可能です。
また、小児科病棟での5日間の病棟保育実習も経験できます(短期大学の指定保育士養成施設では唯一実施)
2024年度の入学生からは、2年間と同じ学費で3年間学べる長期履修制度が始まりました。自分のペースでじっくりと保育の専門性を身につけたい方には、関西女子短期大学 保育学科をおすすめします。
最後になりますが、保育業界は長く人材不足が続いている状態です。
子どもが好き!という人は、ぜひ、保育士をめざしてみませんか?
この記事を書いた人

所属:入試広報部
おこじょ4号